コラム
爪年齢を若返らせるタンパク質
いつまでも清潔で美しくキープしたいパーツの一つに「手・指先」が挙げられます。手や指先はカサつきやすく、メイクでごまかすこともできず、案外ひと目にさらされているものです。
今回は、特に指先・ネイル(爪)のトラブルケアについてご紹介します。
ネイルの3大悩みは「割れる・縦ジワ・二枚爪」
手・指先は家事などの日常生活でよく使うため、ダメージを受けやすいうえ、恒常的なマニキュアやジェルネイルなどで弱くなる爪。
肌や髪の老化が気になり始める頃から、共にだんだんと目立ち始めるのが爪のダメージです。
主なダメージとしては
*爪切りなどの際に割れやすい、伸びてくると脆くなるなどの「割れやすさ」
*ネイルの表面を触ると気になるざらつき、見た目にもわかる「縦ジワ」や凸凹
*爪先から薄く剝がれる「二枚爪」
などが挙げられます。
このような爪の状態は指先の清潔感を減少させるだけでなく、ガサガサになった爪でスキンケアをすると肌を傷つけてしまうこともあり、ぜひキレイに整えておきたいものです。
爪は肌や髪と同じ「タンパク質」でできている
丈夫で健康な爪状態を維持するために「カルシウムを摂ればいい」と考える方もいるようですが、爪がカルシウムで出来ているというのは勘違いです。
爪は“ケラチン”と呼ばれる「タンパク質の一種」で、基本的には肌や髪と一緒です。
つまり爪の悩みを解決するためには、肌づくり同様のネイルケアが必要になるのです。
爪の成長時にたっぷり補給したい「コラーゲン」
一般的に「爪」と呼んでいる表面の硬くて見えている部分は、肌が角質化した箇所で肌細胞としては成長が終わった部分になります。
爪は爪母と呼ばれる、爪と皮膚の境目より下の部分でつくられ、約5~6ヶ月かけて成長し伸びてきます。
キレイな爪を維持するためには、見えている部分ではなく爪の成長期に十分な栄養分が保たれることが不可欠で、この時期に「タンパク質」が不足してしまうと、健康な爪が形成されないのです。
特にコラーゲンは、肌のハリや潤い維持につながるだけでなく。爪の成長に欠かせない成分で爪のタンパク質補給にも役立ち、爪の元になる肌細胞が十分に成長すれば、潤いに満ち、乾燥による縦ジワや二枚爪の予防にもなります。
若々しい爪の秘訣は内側からのケア
ネイルケアというと、一般的にハンドクリームのついでに爪の周りにも塗ったり、特に気に掛ける人でもネイル用のオイルで保湿する程度のようです。
ただ手は洗うたびに水にさらされるなど、乾燥の原因に触れる機会も多く、保湿効果が持続しにくいパーツですので、「割れる・縦ジワ・二枚爪」などのお悩みが特に気になる場合は、肌づくりと同様にインナービューティーケアを取り入れるのもおススメです。
ふっくらと明るい潤いのある指先、なめらかでキレイな爪で、隙のない若々しい印象を手にいれましょう。