コラム
「背中のブツブツ」を撃退する方法とは?
毎日肌のお手入れをがんばっていても、見落としているスキンケアがあります。
背中がその一つ。自分で見えにくく、ついケアを怠りがちですが、街中やオフィス、温泉などで案外視線を浴びているパーツです。今回は気になる「背中のブツブツ」の原因と対策についてご紹介します。
「背中のブツブツ」の原因は?
背中のブツブツといえば「背中ニキビ」によるものがほとんどです。その他にも、粉瘤(ふんりゅう)や角化などもありますが、今回は「背中ニキビ」によるブツブツについて見ていきます。
背中は、顔と同様に皮脂腺が多いパーツであるため「脂性肌」の状態になりがちです。
乾燥肌の人よりも脂性肌の人の方が顔にニキビが出来やすいのと同じように、肌質によって背中のブツブツが出来やすい人とそうではない人がいます。
ただ大人になって出来る背中のブツブツは、肌質だけではなく、過剰な皮脂分泌、汚れ、真菌と呼ばれるカビなどが原因になることもあります。
ケア不足で長年の皮脂や汚れが蓄積してくると毛穴詰まりの状態となり、
若い頃には気にならなかったブツブツが気になり始めるのです。
乾燥も脂性も「水分バランス」がカギ!
過剰な皮脂が大きな原因である背中のブツブツ対策は、皮脂を落とすケアをするだけでよいのでしょうか?
実は、背中のブツブツ対策のポイントは「水分バランスを整える」ことなのです。
肌が脂性になるのは、皮脂分泌が多いだけでなく、水分不足で皮脂量のバランスが崩れている場合があります。さらに、加齢とともに肌が乾燥しやすくなるため、皮脂過多で「水分不足」の状態になり、ブツブツが出来やすくなるのです。また皮脂を落とそうと洗浄力の強い石鹸で体を洗っていると、かえって肌の乾燥につながってしまうので要注意です。
与えた水分をキープする力を衰えさせない
水分保持できている肌は、肌のバリア機能が高くなるため空気中のホコリやカビによるダメージも受けにくく、背中のブツブツの予防にもつながります。
背中は手が届きにくいため、ケアが後回しになるのも理由の一つ。
背中の保湿対策としては、
*保湿成分を含むボディソープを使う
*背中に流れてくるためシャンプーなどの品質にも気を付ける
*ボディクリームを使用する
*紫外線対策を行う
等が挙げられます。
いずれにしても外側からだけでは、大人の背中ケアには不十分です。
水分を内側から補うコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを整えるインナーケアもおススメです。
ゼラチン質の食材、例えば鶏の皮や軟骨、鮭、豚バラ、エビ、フカヒレなどはコラーゲン豊富なものとして知られています。食材選びの際に意識してみてください。
また、今は質の高いコラーゲンやヒアルロン酸などのサプリメントも数多く販売されています。品質、実感、コスパ、などを見極めて選ぶのもいいですね。
また背中は、紫外線や衣服の摩擦などでもダメージを受けています。恒常的に皮下の血流を整えてあげることも水分保持をサポートしやすい肌づくりのポイントです。
入浴はシャワーで済ませずに湯船につかる、首回しや方回しなどのストレッチを行うなど、首回りを温める習慣を取り入れたり、血流促進に役立つ食材やサプリメントを取り入れてみてはどうでしょうか。
背中のブツブツには根本からの対策で全身を美肌へ導きましょう
スマホやパソコン作業の時間が長く姿勢が悪い状態が続くことも血流不良になり、毛穴詰まりの原因となります。日常の姿勢も改善しながら、背中の水分バランスを整えることに気を付けて背中のブツブツをきちんとケアしていきましょう。