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更年期障害は「目」にも影響する!? 症状を緩和する方法4つ

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更年期障害は「目」にも影響する!? 症状を緩和する方法4つ

更年期になると体にはさまざまな変化が現れますが、なかには目に異変を感じる方も少なくありません。普段からインターネットをよく見たり、本などの細かい文字を見続けたりしている方ほど目の不調を感じていらっしゃるはずです。
実際にどのような症状が現れるのか、目への負担を減らす方法とあわせてご紹介します。

更年期に現れやすい目の症状

 

≪ドライアイ≫

更年期は卵巣機能の低下によって女性ホルモンの1つ、エストロゲン(卵胞ホルモン)が減少します。もともとエストロゲンには目のうるおいを保つ作用があるため、減少することでドライアイになりやすくなるのです。
 

≪眼精疲労・老眼≫

更年期になると眼球を支える筋肉が衰えるだけでなく、水晶体の弾力が低下してピントの調整機能が衰えます。その結果、眼精疲労と老眼の両方が同時に引き起こされてしまうのです。
 
上記の他にも、加齢にともなって白内障や緑内障、飛蚊症などになるリスクも上がります。明らかに異常がある場合は、早急に眼科へ行き診察を受けましょう。

目の症状を緩和する方法4つ

更年期障害は「目」にも影響する!? 症状を緩和する方法4つ

≪1.眼鏡を利用する≫

老眼で見えにくい場合は、できるだけ早めに矯正用の眼鏡をかけることをおすすめします。
なぜなら見えにくい状態で目を酷使していると、目だけでなく、目の周りや首、肩にまで疲労が溜まってしまうためです。
目をしかめるせいで眉間にシワができやすくなる可能性もあるので、早めに視力に合った眼鏡を作りましょう。
 

≪2.部屋の湿度を上げる≫

室内の空気が乾燥していると、それだけドライアイが悪化する危険性があります。
加湿をつけて湿度を上げたり、エアコンの風が直接目に当たらないようにしたり工夫してください。
 

≪3.パソコンやスマートフォンを見すぎない≫

パソコンやスマートフォンを使用するときは、画面を集中して見るためにまばたきが減少します。そのせいでドライアイや眼精疲労を招きやすくなります。
 
できれば、パソコンやスマートフォンを長時間見続けるのは避けたほうが安心です。
やむを得なく長時間使用する場合は、まばたきを意識的に増やしたり、こまめに休憩を挟んだりしましょう。
 

≪4.ビタミンA、B群、Cを摂る≫

ビタミンA、B群、Cは、目の疲れ対策に効果的な栄養素です。
ビタミンAはレバーや緑黄色野菜、ビタミンB群は納豆や卵、ビタミンCは果物や野菜に多く含まれているので、バランス良く食べるようにしましょう。
ルテインやカロテンなどが含まれるサプリメントの併用もおすすめです。
 
日々を若々しく前向きに過ごすためには、目の健康も欠かせません。
できることから始めて、明るい視界を守っていきましょう。

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